絨毛膜下血腫だと診断されるまでの過程、診断された後の処置

 以前、絨毛膜下血腫について、原因や診断方法、症状、出血が続く期間を紹介しました。

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 今回は、当時妊娠9週の私が絨毛膜下血腫だと診断されるまでの過程、診断された後の処置についてお話しします。

 絨毛膜下血腫だと診断されるまでの過程

突然、腹痛と出血が私を襲った!

 妊娠9週目に入った、2019年1月2日の朝のことでした。大晦日の夕方からずっと、自宅でゆっくり過ごし、そろそろ出かけようかと椅子から立ち上がった時に、下腹部が痛み、ドバッと何かが出ました。慌ててトイレに駆け込むと、下着に血が付いていました。便器には鮮血がサラサラと流れ、第1子を産んだ時に経験した陣痛のような痛みが続きました。私はそのままトイレで倒れ込みました。

 私がそれまで受診していた病院は小さなクリニックで、年末年始は当然休み。救急医療情報センターに電話し、救急で診てくれる可能性がある病院を紹介してもらい、紹介された総合病院に電話しました。「来てください。」、「救急車を呼ばなくても大丈夫ですか?」ときかれ、「自分の車で行きます。」と返答し、電話を切りました。が、寒いトイレにずっといたせいか震えが止まらず、下腹部の痛みは増し、過呼吸を起こし、全く動けなくなりました。この間も血が流れ、結局救急車で搬送していただきました。

診断名は切迫流産

 病院に着いて、超音波検査をしてもらったところ、赤ちゃんは元気に動いていましたが、赤ちゃんの周りは真っ黒でした。赤ちゃんを包む羊膜の周りを血が巡っていたのです。「切迫流産ですね。」と言われ、そのまま入院することになりました。

退院時期は未定

 緊急入院することになった私には、当時1歳10ヶ月の息子がいました。4日後には夫の仕事が始まります。医師に「いつ頃、退院できそうですか?」とたずねましたが、「危険な状態なので、何とも言えません。」との返答。危険な状態と言われ、退院時期を気にしている場合ではないことに気付きました。

入院生活

一日目

 こうして始まった入院生活。トイレとベッドの行き来のみが許されていた私はベッドで寝たきりでした。妊娠9週目ということで、服用できる薬にも限りがあり、処方されたのはズファジランという張り止めのみ。動くと出血するような気がして、トイレに行くのも怖かったです。とはいえ、トイレを我慢するわけにはいかないので、「なるようになる。」と割り切るようにしました。

二日目

 出血は続いていましたが、出血量と血の色に変化がありました。出血量は少なめになり、鮮血から赤茶色に変わったのです。

 しかし、トイレに座る時間を短くしたい気持ちとお腹に力を入れるのが怖いという不安から、このまま便秘になるのではないかと思い始めました。

 巡回に来た看護師に、
・出血量が少なくなった
・血の色が鮮血から赤茶色に変わった
・お腹に力を入れるのが怖い
と話したところ、
・血の色が変わったのは、血が酸化しているから(つまり、今出血しているのではない)
・出血していないからといって、危険な状態を脱したとは言えない
・便を軟らかくする薬(酸化マグネシウムなど)を飲んでもいい
と言われました。

 酸化マグネシウムを早速飲みました。また、シャワーの許可が出たので、早速シャワーを浴びました。

三日目(診断名は絨毛膜下血腫)

 超音波検査をしてもらったところ、相変わらず赤ちゃんは元気に動いていました。2日前は赤ちゃんの周りは真っ黒でしたが、羊膜の隣に血の塊ができていました。出血が止まって、血腫ができたようで、絨毛膜下血腫と診断されました。

 診断された後の処置

絨毛膜下血腫は治るのか

 絨毛膜下血腫の正確な大きさはわかりませんが、胎児の大きさと見比べると、3cm×8cmはあるように見えました。

 医師から、
・血腫が大きいので、血腫がなくなるのには1ヶ月以上かかる
・子宮口の近くに血腫があるので、血が子宮頸管から出てなくなるか、体内に吸収されてなくなるのを待つしかない
・入院生活と同じように安静にできるなら、退院してもいい
・血腫と羊膜が接しているので、羊膜が破れたら、赤ちゃんは助からない
と言われました。

 1歳10ヶ月の息子のことは夫と私の両親に任せると決めて、あと4日間入院することにしました。

入院生活四日目~退院日

 出血量は日に日に少なくなり、血の色は茶色になりました。ベッドで寝たきりの生活が続いていたためか、シャワーを浴びに行くだけで息切れしました。

 退院直前に超音波検査をしてもらいましたが、血腫の大きさは前回の検査から変わっていませんでした。

 医師から、
・鮮血が出たら
・腹痛があったら
すぐに受診するように言われました。
また、
・出血量が増えても、鮮血でなければ受診しなくていい
とも言われました。

 自宅安静を条件に退院し、1週間の入院生活と薬服用を終え、次回の健診は3週間後になりました。

退院翌日~健診日

 自宅安静と言われても、入院していた時よりも当然動いてしまいます。夫や母が家事や息子の世話をサポートしてくれましたが、入院生活と全く同じように自宅で過ごすのは不可能。出血量は増えましたが、鮮血ではなかったので、様子見することにしました。また、「こんなに出血してるんだから、次の健診日までには血腫が小さくなっているはず!」と思うようにしました。

 健診日前日に出血がピタッと止まりました。血腫がなくなったのではという期待を胸に、待ちに待った健診へ。超音波検査をしてもらったところ、血腫はとても小さくなっていました。

 医師から、
・血腫は体内に吸収される
・徐々に外出してもいい
と言われました。

 次回の健診は4週間後。通常の健診頻度に戻ったので、一安心しました。

 気を付けたことのまとめ

 切迫流産、絨毛膜下血腫と診断されてから、安静、薬を飲むなどの医師、看護師の指示を守りました。お腹が張ったと感じたら、すぐに横になるようにしました。

 息子を抱っこできず、息子には寂しい想いをさせていると感じることは多々ありましたが、息子のことは夫と両親に任せられても、お腹の中の赤ちゃんのことは私が守るしかないと考えて割り切りました。

 絨毛膜下血腫は胎盤が完成する妊娠16週頃には消滅します。血腫が消滅するまで、医師の指示を守り、安静を心がけましょう。

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