妊娠中のフケや抜け毛のトラブルの原因は?改善方法も紹介

 フケが出るのは10代などの思春期だと思っていませんか?実はフケに悩まされる妊婦さんも少なくありません。

 妊娠中にフケが出る原因、その他のヘアトラブル、改善方法について紹介します。

 妊娠中にフケが出る原因

 妊娠中にフケが出る原因は4つあります。

ホルモンバランスの乱れ

 女性ホルモンにはエストロゲンプロゲステロンといつ2つのホルモンがあり、生理周期にあわせて、分泌量が調節されています。

 例えば、生理前になるとニキビに悩む女性が多いのは、プロゲステロンの分泌が活発になるためです。プロゲステロンには、皮脂腺を閉じやすくする、また、皮脂の分泌を促す働きがあります。生理が始まるとニキビが治まり始めるのは、プロゲステロンの分泌量が徐々に減るからです。

 妊娠すると生理はありませんが、生理前と同じように、プロゲステロンの分泌が活発になります。プロゲステロンの働きにより皮脂腺を閉じられているにもかかわらず、皮脂が分泌されやすいので、フケが出てしまうのです。

不規則な生活習慣

 妊娠初期は吐きづわりや食べづわりなどのつわりに悩む妊婦さんが多く、食事の量が減ったり、好きな物だけを食べたりして、栄養バランスが崩れます。

 また、お腹が大きくなるにつれて、仰向けで寝づらくなったり、子宮に膀胱が圧迫されてトイレが近くなったりし、睡眠時間が減ったり、眠りが浅くなったりすることも。

 栄養バランスの偏り、睡眠不足は肌トラブルの元。頭皮環境が乱れて、フケが出てしまうのです。

血行不良

 私達は血液を心臓から全身に送り、心臓に戻して、血液を循環させていますが、重力の影響で、頭には血液が届きにくくなっています。

 また、妊娠中はお腹の中の赤ちゃんに優先的に血液が届けられるので、頭は血液不足になりやすいです。

 血液によって全身に運ばる栄養や酸素。頭に血液が届かなければ、頭皮は栄養不足、酸素不足になり、フケが出てしまうのです。

不十分なヘアケア

 つわりで気持ち悪い中、また、お腹がどんどん大きくなる中、毎日ゆっくり入浴するのは大変です。髪を洗う頻度が少なくなったり、シャンプーを洗い流しきれなかったりと、ヘアケアが不十分になりがち。頭皮に皮脂やシャンプーの洗い残しが残っていると、菌が増殖してしまい、フケが出てしまうのです。

 その他のヘアトラブル

 フケ以外に出やすいヘアトラブルもみていきましょう。

頭皮のベタつき

 先述したように、妊娠中はプロゲステロンの分泌量が増え、頭皮に皮脂がたまりやすくなっています。皮脂がたまりやすいと、頭皮がベタつきやすくなります。

抜け毛

 プロゲステロンの働きについて紹介しましたが、もう一つのエストロゲンにはどのような働きがあるのでしょうか。

 実はエストロゲンには、頭皮に潤いを与えたり、髪にハリやコシを与える働きがあります。妊娠中もエストロゲンは分泌されています。しかし、エストロゲンに比べてプロゲステロンのほうが多く分泌されるため、抜け毛が増えやすくなります。

 ヘアトラブルの改善方法

 フケや頭皮のベタつき、抜け毛の原因が分かったところで、改善方法をみていきましょう。

丁寧にシャンプーする

 妊娠前と同じように、丁寧に髪を洗うことから始めてみましょう。シャンプーを使う前にシャワーで髪をしっかり洗い流し、お湯で汚れをある程度落とします。その後、シャンプーを手にとってよく泡立てて、泡で髪や頭皮を洗います。爪を立てたり、指に力を入れて洗うと、頭皮が剥がれてしまうおそれがあります。指の腹で優しくマッサージするように洗い、最後にシャワーでしっかり洗い流しましょう。

 思春期にフケで悩んだことがある方はフケ対策のシャンプーを使ったことがあるかもしれませんが、一般的にフケ対策のシャンプーは洗浄力が強く、妊娠中の敏感な肌に刺激を与えてしまう可能性があります。普段使い慣れているシャンプーや低刺激シャンプーを使うようにしましょう。

ドライヤーで髪を乾かす

 髪を洗った後すぐにドライヤーで髪を乾かそうとすると、乾かすのに時間がかかりますよね。タオルドライした状態でしばらく放置して、寝る前にドライヤーで髪を乾かしている方も多いのではないでしょうか。髪や頭皮が濡れたままでは、頭に湿気がたまり、菌が増殖しやすくなってしまいます。入浴後はできるだけ早めにドライヤーで髪を乾かしましょう。

 まとめ

 妊娠中にフケが出る原因、その他のヘアトラブル、改善方法について紹介しました。

 妊娠中は、ホルモンバランスの乱れ、不規則な生活習慣、頭の血行不良、不十分なヘアケアなどが原因で、フケが出やすくなっています。また、フケ以外に、頭皮のベタつきや抜け毛などのヘアトラブルも出やすくなっています。丁寧にシャンプーする、ドライヤーで髪を乾かすという基本的なヘアケアが一番取り組みやすく、また、一番効果的な改善方法です。洗面所で立ってドライヤーを使うのが大変だという妊婦さんは、椅子を持ち込んで座って乾かしましょう。

 妊娠中は気持ちが沈みがちです。ヘアトラブルに悩まされて、気持ちがますます沈まないよう、ヘアケアしましょう。

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