子どもの習い事をやめるタイミングとやめ方、引き止められた場合

 子どもの可能性を広げるために始めた習い事。しかし、実際に習い事をしてみると、「子どもが嫌がっている。」、「月謝が家計を圧迫している。」などの理由で、習い事をやめさせたほうがいいかもしれないと考えるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 子どもの習い事をやめるタイミングとやめ方、先生に引き止められた場合の対応を紹介します。

習い事をやめるタイミング

 中学受験や高校受験など、勉強に集中しなければいけない時期に習い事をやめる子どもが多いですが、幼児期は習い事をやめるタイミングがなかなかありません。しかし、ある調査によると、子どもに習い事をさせているお母さんのうち、「習い事をやめさせたいと思ったことがある。」と回答したお母さんは27%にも上ります。

 習い事をやめさせたいと思った理由として、先述した「子どもが嫌がっている。」、「月謝が家計を圧迫している。」以外に、送迎が大変、子ども自身が習い事に興味を失った、習い事に価値を感じないなどが挙げられます。

 習い事をやめた後で「やめなければ良かった!」と後悔しないよう、習い事のやめどきを判断するポイントをみていきましょう。

子どもが嫌がっている、興味を失っている

 子どもから「習い事をやめたい。」と言われて、お母さんがすぐに承諾してしまっては、「やめたい時にやめられるんだ。」と簡単に考えるようになったり、意志が弱い子どもに育ったりするかもしれません。

 子どもが習い事をやめたがっている場合、何故やめたいのか、理由を確認しましょう。同じ教室に通う友達と喧嘩してしまったという理由であれば、友達と仲直りすれば習い事を続けたいということになります。

 もし、子どもが習い事に興味を失っているのであれば、習い事をやめて、子どもが他にワクワクすることをみつけてあげましょう。興味を失った習い事をやめて、既に始めている他の習い事に熱中したいようであれば、この機会に習い事をしぼって、子どもが興味をもっている分野を伸ばしてあげるという選択も大事です。

子どもに向いていない、習い事に価値を感じない

 今や、英語を話せて当たり前の時代。年齢が小さいうちから、英語を習わせたほうが将来役に立つと考えて、子どもに英語や英会話を習わせているお母さんも多くいらっしゃると思います。しかし、一週間に一回、英会話教室に通い、自宅で英語を全く使わなければ、知識が定着するスピードは遅いです。

 また、英語を覚えることができても、肝心な日本語を覚える、話すことができなければ、子どもが生活に困ってしまいます。幼児教育の研究では、母語の語彙力がその後の学力に影響することが分かっています。母語である日本語をちゃんと理解できていなければ、国語や英語はもちろん、算数の文章題などを読み取ることもできませんよね。早くから英語を学ばせるより、絵本を読み聞かせて、日本語の語彙力を養うほうが、語学力の向上に向いています。英語や英会話を習わせているのに子どもの成果が出ない、日本語を話せないと感じたら、「現時点では、英語や英会話は子どもに向いていない。」と判断してやめましょう。

 英語や英会話以外の習い事でも同じです。大人に仕事の向き不向きがあるように、子どもにも向き不向きがあります。子どもが早生まれであれば、同じ学年の子どもに比べて体格が小さい、体力がない、力が弱いことが多く、サッカーなどのスポーツでは不利になることもあります。向いていないことを続けていては、子どもも「頑張っているのに、上手くできない・・・」と自信を喪失してしまいます。どうしても子どもにスポーツを習わせたいなら、身長が伸びてから始めるなど、時期を見極めて再開するという選択肢を加えてみましょう。

習い事のやめ方

 子どもが3歳を過ぎていたら、習い事を続けたいか、やめたいかを聞いてみましょう。0歳から2歳までの子どもはまだ意思表示ができないため、子どもが習い事を楽しんでいるかなど、子どもの様子を見て、習い事を続けるかやめるかをお母さんが判断してあげましょう。

 月謝が家計を圧迫している、送迎が大変など、子どもの気持ちではなく、家庭の事情で習い事をやめる場合、やめ方に注意しなければいけません。習い事を始める時に、習い事の予算、送迎時間や送迎ルートなどを考慮しているとは思いますが、下の子が生まれる、引っ越しするなど、家庭の状況は変化します。子どもに相談をせず、習い事を勝手にやめさせるのではなく、どうして習い事をやめなければいけないのか、習い事を続けられない理由をしっかり伝えましょう。

 それでも子どもが納得しない、習い事を続けたいと言うのであれば、月謝が安い教室や自宅から近い教室を探し、子どもを体験授業に連れて行きましょう。子どもがすぐに新しい教室を気に入ってくれたら問題ありませんが、「この教室には友達がいないから嫌だ!」と言い出すかもしれません。「それでもやめなければいけないの!」と怒るのではなく、子どもが納得するまで、お母さんとお父さんで話し合ってください。

 習い事に通い始める時に、教室から規約の説明を受けていると思います。月の途中で習い事をやめても、月謝が返金されないのであれば、子どもに「来月で終わりにしようね。」と期限を話して、期限まで精一杯楽しめるように、心の整理をする時間を設けるのもいいですね。

先生に引き止められた場合の対応

 先生に「習い事をやめたい。」と話すと引き止める先生がほとんどです。やめたい理由によっては「せっかく慣れてきたのに勿体ない。」と言って、やめないように引き止められます。しかし、引き止められたからといって、「やっぱり続けます。」と言うのはやめましょう。生徒がやめることは、教室にとって売り上げの減少に繋がります。やめると言われて、先生が引き止めるのは当たり前なのです。引き止められて、「やっぱり続けます。」と言ってしまっては、ますますやめにくくなります。

 やめる理由が「引っ越し」であれば、先生もすんなり納得すると思いますが、それ以外の理由であれば、先生は引き止めようとします。習い事をやめる理由として実際に多いのは、子ども本人がやめたがっている、他の評判がいい教室に変えるなどですが、その理由をそのまま伝えると、先生の気分を害してしまいます。引っ越しを理由にやめるのでなければ、理由を詳しく話さず、「家庭の事情で続けられません。」とだけ話しましょう。問い詰められても、「プライベートなことなので話したくありません。」と言えば、先生も「これ以上聞くのは悪いかな・・・」と思って、引き止めません。

 また、「やめる」と話した途端に、子どもに対する先生の対応が雑になったり、「今やめても、月謝は返金しません。」と言われたりする可能性があります。習いごとを始める時に、規約の説明を受けていれば、やめる時の手続き(「やめる場合、一ヶ月前までに申し出る」など)について、規約に記載があるかもしれません。規約を確認して、規約に沿って手続きをとることで、さまざまなトラブルを避けられます。

 規約がない場合、先生の気分を害したり、トラブルを生じたりさせないためにも、「今月でやめます。」と言うのではなく、「来月でやめます。」など、やめるまでに期間に余裕をもたせるのがおすすめです。

まとめ

 子どもの習い事をやめるタイミングとやめ方、先生に引き止められた場合の対応を紹介しました。

 子どもが嫌がっている、興味を失っている、子どもに向いていない、習い事に価値を感じないなど、習い事をやめさせる理由はさまざまですが、もし、家庭の事情で習い事をやめるなら、子どもに習い事を続けられない理由を伝えて、子どもが納得するまで、お母さんとお父さんで話し合ってください。子どもに「来月で終わりにしようね。」と期限を話して、期限まで精一杯楽しめるように、心の整理をする時間を設けるのもいいですね。

 先生に「習い事をやめたい。」と話すと引き止める先生がほとんどですが、やめると言われて、先生が引き止めるのは当たり前です。理由を詳しく話さず、「家庭の事情で続けられません。」とだけ話しましょう。また、規約を確認して、規約に沿って手続きをとることで、さまざまなトラブルを避けられます。

 子どもの可能性を広げるために始める習い事ですが、子どもが嫌がっているのに無理やり続けさせたり、月謝が家計を圧迫して将来の教育資金を貯蓄できなかったりするようであれば本末転倒です。子どもが興味を失っている、価値を感じない習い事は思い切ってやめましょう。

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