FP資格者が教える、子どもの習い事が家計を圧迫しない3つのポイント

 子どもが3歳になり、幼稚園や習い事に通い始めると、教育費がどんどん増えていきます。子どもの教育費のピークは大学進学費用。子どもが将来大学に進学するかどうか、現時点で分からないと思います。しかし、幼児期に習い事にお金をかけ過ぎて、「将来の教育費が貯まっていない!」ということになっては本末転倒。家計を圧迫しない範囲で習い事をすることが重要です。

 FP資格者の観点から、子どもの習い事が家計を圧迫しない3つのポイントを紹介します。

習い事の予算をたてる

 家賃の目安が手取り収入の3割程度だといわれているように、子どもの教育費にも目安があります。教育費の目安は手取り収入の15%程度です。毎月の手取り収入が30万円の家庭であれば、教育費に毎月4万5000円も充てられることになり、「意外と多い!」と感じられるお母さんもいらっしゃるかもしれませんが、これは習い事も含めた金額。習い事の費用の目安は手取り収入の5%程度。教育費4万5000円のうち、1万5000円を習い事の予算として考えましょう。

 また、子どもの年齢によって、習い事の費用は変動します。一般的には、年齢が上がれば上がるほど、費用が高くなるので、手取り収入の10%を習い事の費用の上限として、子どもの年齢にあわせて調整しましょう。

 子どもが2人以上いる場合、「お兄ちゃんが通っているから、私も通いたい。」と下の子が言い出したり、送迎が楽だからという理由で兄弟揃って通わせたりするかもしれません。兄弟間で不公平が生じないように、子ども一人あたりの習い事の費用を割り振ってください。

家計簿で固定費、臨時支出として管理する

 家計簿をつけて、毎月習い事にいくら支払っているのかを把握しましょう。習い事の費用を、「教育費」として幼稚園の費用とまとめて管理すると、習い事にいくら支払っているのか分かりづらくなります。幼稚園の費用とは別に、「習い事」の項目で管理してください。

 習い事の月謝は固定費として家計簿をつけます。また、習い事につきものである入会金や年会費など、毎月ではなく、一時的に支払う必要がある費用は臨時支出として家計簿をつけます。習い事を始める時に、入会金や年会費、発表会代や雑費の説明があると思います。その年に発生しそうな臨時支出を予め把握して予算取りしておけば、臨時支出に慌てたり、家計を圧迫したりすることがありません。

 予算取りしていたけれども全く使わなかった、予算より少ない金額で済んだ場合は、将来の教育費として貯金しましょう。

習い事の取捨選択をする

 習い事の数が多ければ多いほど、当たり前ですが、習い事の費用はかさみます。複数の習い事を一度に始めたけれども、月謝が家計を圧迫して続けるのが難しいようであれば、習い事の見直しが必要です。しかし、子どもの可能性を広げるために始めた習い事をどのように取捨選択すればいいのか、悩むお母さんも多いと思います。

 3歳頃になると意思表示ができるので、「辞めたい習い事はある?」、「辞めるなら、どの習い事にする?」と問いかけて、子どもの意思に任せて、習い事を辞めるのもいいですね。2歳までは意思表示が難しいので、お母さんが子どもの様子を見て、見極めてあげなければいけません。子どもが熱中している、楽しんでいる習い事を残し、つまらなさそうにしている習い事をやめるのが一番です。そのうえで、続けたい習い事があるなら、習い事として、お金をかける価値があるのかをよく考えてみましょう。例えば、中学受験や高校受験などで学習塾に通い始めた時に、他の習い事をやめる子どもが多いです。いつかやめるのであれば、早くやめるか、遅くやめるかというタイミングの問題。「子どもが小さいうちに可能性を広げてあげたい。」、「周囲の子どもが習い事に通っているから、自分の子どもも・・・」と焦らず、習い事が子どもにどのような影響を与えるのかを冷静に判断しましょう。

 また、習い事をしなくても、お母さんやお父さんの得意分野によっては、自宅で子どもに教えることもできます。英会話が得意なお母さんであれば、英会話教室に通わせる必要はありません。英会話教室には子どもが英語を身につけられるノウハウがあるかもしれませんが、お母さんがそのノウハウをインターネットなどで学び習得すればいいのです。料理に興味がある子どもであれば、お母さんと一緒に台所に立てば、お手伝いをする大切さを教えながら、料理を学ぶことができます。教室に通って習う必要があるのかどうかを考えてみましょう。

まとめ

 FP資格者の観点から、子どもの習い事が家計を圧迫しない3つのポイントを紹介しました。

 家計に負担がかからないように習い事をするためには、①習い事の予算をたてる、②家計簿で固定費、臨時支出として管理する、③取捨選択をするという3つが重要です。

 子どもの可能性を広げるための習い事にお金をかけ過ぎて、「将来の教育費が貯まっていない!」ということになっては本末転倒です。習い事に通い始める時、年会費を支払う更新時期などには、子どもが通う価値がある習い事なのか、冷静に判断してくださいね。

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