置き場所や掃除の仕方など、加湿器を効果的に使うポイント

 暖房を使う冬、冷房を使う夏は、部屋が特に乾燥する季節。加湿器で部屋の湿度を調整している方も多いと思いますが、加湿器を正しく、効果的に使えていますか?

 置き場所や掃除の仕方、注意点など、加湿器を効果的に使うポイントを紹介します。

 置き場所

エアコンの真下に置く

 加湿器の最も効果的な置き場所は、部屋の真ん中。部屋の真ん中は人の行き来が多く、空気が動くので、部屋全体を加湿できます。

 しかし、真ん中に置くと、部屋でくつろぎにくいですし、インテリアの面から考えても違和感がありますよね。

 そこで、次に効果的な置き場所は、エアコンの真下。エアコンは部屋の空気を取り込んで、設定温度になるように調節して、送風しています。つまり、加湿器から噴出する蒸気をエアコンが取り込めば、エアコンから蒸気を含んだ風が部屋に送られ、加湿できるということ。エアコンから送られる風によって空気も動くので、一石二鳥です。

床上30cm以上の場所に置く

 蒸気は空気より重いので、床に直接置くなどすると、蒸気がすぐに床に落ちてしまい、蒸気が部屋を循環できません。

 また、蒸気が床に付着すると、床にカビやシミが発生するおそれがあります。床上30cm以上の場所に置くと、噴出口から出る蒸気を空気に乗せることができます。

 掃除の仕方

 加湿器を使ううえで、掃除は必須です。面倒くさくても絶対に掃除しましょう。

 タンクは2週間に1回の頻度で、中性洗剤をスポンジやブラシにつけてこすり洗いしましょう。

 フィルターは2週間に1回の頻度で、クエン酸を入れたぬるま湯に浸け置きしましょう。

 掃除しなければ、タンクやフィルター内で菌が繁殖し、菌を部屋に拡散してしまうことになります。実際に、2018年に、超音波式加湿器についていたぬめりで繁殖したレジオネラ菌が原因で、高齢者が亡くなるという事件がありました。

 加湿器の寿命を延ばすためにも、私達の健康のためにも、しっかり掃除してください。長期間使わない場合は、空っぽにしたタンクとフィルターを完全に乾かしましょう。水垢の付着を防げます。

 注意点

壁に近付け過ぎない

 先述したように、加湿器の置き場所はエアコンの真下が効果的です。

 しかし、エアコンが壁に取り付けられているからといって、加湿器を壁に密着させるように置くのはNG。加湿器を壁に近付け過ぎると、噴出口から出る蒸気が壁に付着して、壁が濡れてしまいます。壁にカビやシミが発生するおそれがあるので、エアコンの真下であっても、加湿器は壁から少し離して置いてください。

空気が出入りする場所に置かない

 ドアの近くに加湿器を置くと、人が出入りする度に蒸気が部屋から出てしまいます。ドア、よく開け閉めする窓、換気扇などの近くに置かないようにしましょう。

水を毎日換える

 タンクの水は毎日換えましょう。タンクに水が余っているからといって、継ぎ足してはいけません。同じ水をずっと使っていると、タンク内で菌が繁殖して、身体に害を与えるおそれがあります。特に高齢者や赤ちゃんがいる部屋では、水をこまめに交換するようにしましょう。

水道水を使う

 タンクに入れていい水は水道水だけです。ミネラルウォーターや浄水器の水を使うほうが身体に良いような気がするかもしれません。中には、沸騰させてカルキ抜きをした水を使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、これらの水には殺菌作用がなく、塩素が含まれている水道水であれば菌の繁殖を抑えてくれます。とはいえ、水道水も時間が経つと、塩素が揮発して濃度が下がり、菌が繁殖しやすくなります。だから、毎日水を換えること、継ぎ足しはしないことが大事なのです。

 1日で使い切るのがベストですが、水が余った場合は全て捨てて、新たに入れ直しましょう。

設定湿度は45~50%に

 設定湿度は45~50%を目安にしてください。これより高いと、結露、カビやダニが発生してしまう可能性があります。

 湿度を細かく把握できない方は、ゆっくり加湿してくれる気化式であれば、加湿し過ぎずに済みますよ。

 まとめ

 加湿器は、部屋の真ん中、もしくは、エアコンの真下で、壁から少し離して、床上30cm以上の高さに置きましょう。蒸気を部屋全体に散らして加湿できます。

 タンクやフィルター内で菌が繁殖するのを防ぐために、タンクもフィルターも2週間に1回の頻度で掃除してくださいね。また、タンクには水道水を入れるようにし、毎日換えましょう。

 私達の健康を守る加湿器ですが、正しく使わなければ逆効果。加湿器を正しく使って、乾燥する冬を乗り切りましょう。

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