除湿器とドライ機能の違いは?3種類の除湿器の特徴と選び方も紹介

 エアコンには冷房、暖房の他、ドライ機能がありますよね。「ドライ機能を使えば除湿できるのに、何故除湿器が人気なの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、除湿器の購入を検討している方の中には、除湿器の選び方に困っている方も多くいらっしゃると思います。

 除湿器とエアコンのドライ機能の違い、3種類の除湿器の仕組みや特徴と選び方を紹介します。

 除湿器とエアコンのドライ機能の違い

 除湿器にはコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の3種類がありますが、この3種類の中でエアコンのドライ機能と似ているのはコンプレッサー式です。コンプレッサー式の除湿器とエアコンのドライ機能を比較して、違いをみていきましょう。

 コンプレッサー式の除湿器も、エアコンのドライ機能も、コンプレッサーを使って次のようにして除湿します。

①湿った空気を本体に取り込む
②湿った空気を冷却して、冷たい空気と水分に分ける
③水分を排水タンクに入れる
④冷たい空気を乾いた空気に変えて、本体から排出する

 コンプレッサーは液体に圧力をかけて気体に変える(気化する)装置で、②で結露を発生させて、空気と水分に分けています。

 結露が発生する仕組みを簡単に説明します。一定の空気量に含むことができる水分量は決まっていて、その水分量は気温によって変化します。温かい空気には水分をたくさん、冷たい空気には水分を少ししか含むことができません。水分をたくさん含んだ空気を冷却すると、含まれていた水分は空気中から押し出されて、水滴(結露)になります。③でこの不要な水滴を回収しているのです。

 ①から③までは、コンプレッサー式の除湿器とエアコンのドライ機能で行われています。では、何が違うのかというと、④です。②で空気から熱を奪っていますよね。奪った熱の行き先が違います。奪った熱を、除湿器は室内に、エアコンは室外機を通じて室外に放出します。熱の行き先で何が変わるのかと思う方もいるかもしれませんが大違い!奪った熱を室内に放出すると室温に変化はありませんが、室外に放出すると室温が下がります。エアコンのドライ機能を使うと、設定温度を下げていないのに、部屋が涼しくなったように感じますよね。除湿器を使えば、室温が変わりません。つまり、除湿器とエアコンのドライ機能の違いは、除湿器は室温が変わらない、エアコンのドライ機能は室温を下げるという点なのです。

 その他、除湿器とエアコンの大きな違いは、簡単に移動できるかどうかですね。エアコンを移動させようと思ったら、業者に頼まなければいけません。除湿したい部屋があるからといって、その度にエアコンを移動させられませんねよね。

 室温を変化させずに除湿したいなら、除湿器を買いましょう。

 3種類の除湿器の仕組みや特徴と選び方

 除湿器には、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の3種類があります。

 3種類の除湿器の仕組みや特徴と選び方を紹介します。

コンプレッサー式

 エアコンのドライ機能と同じ方法で、コンプレッサーを使って、湿った空気を水分と空気に分けて、乾いた空気を排出します。

仕組み

①湿った空気を本体内に取り込む
②湿った空気を冷却して、冷たい空気と水分に分ける
③水分を排水タンクに入れる
④冷たい空気を乾いた空気に変えて、本体から排出する

特徴

〇室温を上げない
ヒーターを使わないので、室温が上がりません。
〇消費電力が少ない
ヒーターを使わないぶん、消費電力が少なくて済みます。
×音が大きい
コンプレッサーの稼働音がします。
×室温が低いと、除湿能力が弱まる
ヒーターを使わないので、室温が低い冬などには向いていません。

デシカント式

 ゼオライトと呼ばれる吸湿材を使って、湿った空気から水分を取り除いて、乾いた空気を排出します。

仕組み

①湿った空気を本体に取り込む
②湿った空気をゼオライトと呼ばれる吸湿材に当てて、水分を吸着させる
③吸着した水分を熱交換器(ヒーター)で温め、排水タンクに入れる
④乾いた空気を本体から排出する

特徴

〇室温に左右されない
ゼオライトとヒーターを使うので、室温に左右されず安定して、除湿効果を発揮します。
×室温を上げる
ヒーターを使うので、室温が上がってしまいます。
×消費電力が多い
ヒーターを使うぶん、消費電力が多くなります。

ハイブリッド式

 その名のとおり、コンプレッサー式とデシカント式のメリットを採用したタイプで、2種類に比べて、より高い除湿効果を発揮します。

特徴

室温に左右されない
室温が低い場合はヒーターを使用し、室温が高い場合はゼオライトを使用して、効率的に除湿します。
×価格が高い
除湿器に限らず、他の家電製品でも同じですが、機能が高ければ高いほど、価格も高くなります。
×本体が大きい
機能が多ければ多いほど、本体が大きくなります。

 選び方

 3種類の除湿器の仕組みと特徴が分かっても、除湿器をどのように選べば良いのかと悩む方が多いのではないでしょうか。

 先述した特徴を踏まえて、除湿器を選ぶポイントをみていきましょう。

電気代

 毎日除湿器を使うなら、一番気になるのが電気代ですよね。電気代は除湿器の性能によって当然異なりますが、ヒーターを使っているか使っていないかという点で比較するなら、ヒーターを使うデシカント式に比べて、ヒーターを使わないコンプレッサー式のほうが、電気代が安くなります。

使用する時期

 ヒーターを使わないコンプレッサー式は冬には向いておらず、また、ヒーターを使うデシカント式は夏には向いていません。梅雨に使いたいならコンプレッサー式が、一年を通して除湿器を使いたいならハイブリッド式がおすすめです。

 まとめ

 除湿器とエアコンのドライ機能の違い、3種類の除湿器の仕組みや特徴と選び方を紹介しました。

 除湿器とエアコンのドライ機能の違いは、
・除湿器は室温を変えないが、ドライ機能は室温を下げる
・除湿器は簡単に移動できる
の2点です。室温を変化させずに除湿したいなら、除湿器を買いましょう。

 また、3種類の除湿器にはそれぞれ良し悪しがあります。電気代、使用する時期に応じて、除湿器のタイプを選ぶといいですよ。

 除湿器の購入を検討している方は是非参考にしてくださいね。

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