髪の構造と傷む原因、正しいヘアケアの方法とおすすめ用品

 ある調査によると、ヘアカラーをしている女性は65%にも上るそうです。髪を一度染めると、黒い生え際が気になって、繰り返し染めますよね。ヘアカラーで髪が傷むことをご存じの方が多いと思いますが、ヘアカラー以外にも髪が傷む原因があります。髪が傷んでいると、どんなにおしゃれをしていても、清潔感がなくなってしまいます。

 髪の構造、髪が傷む原因、正しいヘアケアの方法、おすすめのヘアケア用品を紹介します。

 髪の構造

 私達の髪は、外側のキューティクル、その内側のコルテックス、更にその内側のメデュラの3つの層からできています。3つの層の働きをみていきましょう。

キューティクル

 3つの層の中で一番耳にしたことがあるのではないでしょうか?キューティクルは、ケラチンタンパクが主成分で、魚の鱗のように重なり、髪の内部組織を守る役割をもっています。また、キューティクルの表面には18-MEA(メチルエイコサン酸)という物質があり、髪の保護膜となる皮脂を毛先まで運ぶ役割をもっています。キューティクルは髪のツヤ、手触りに影響します。

コルテックス

 キューティクルの内側にあるコルテックスは、髪の約9割を占めています。コルテックスに含まれるタンパク質や脂質、水分量が、髪の柔らかさや太さに影響します。

メデュラ

 髪の最も内側にあるメデュラもタンパク質が主成分です。外から刺激を受けると空洞ができやすく、空洞ができると髪が白く見えます。

 髪が傷む原因

 キューティクルには、コルテックスに含まれるタンパク質や水分を守る働きがあります。しかし、キューティクルが剥がれたり、壊れたりすると、コルテックスから水分が失われ、髪が傷んでツヤや柔らかさがなくなってしまいます。

 キューティクルが剥がれたり、壊れたりする原因をみていきましょう。

ヘアカラーやパーマ

 化学薬品を使って、髪の色を変えたり、髪に癖をつけたりしていることを考えると、髪への負担は大きそうですよね。実際、キューティクルの表面にある18-MEAは、ヘアカラーやパーマなどの液剤に弱く、一度ヘアカラーをしただけで、80%も失われるそうです。

摩擦

 髪を擦るように洗ったり、タオルドライする時にタオルで髪を擦ったりすると、キューティクルが剥がれてしまいます。また、絡まった髪を無理やりブラッシングすると、キューティクルが剥がれるだけでなく、髪が途中で切れてしまいます。


 髪を洗った後、髪が乾く前に布団に入ると、髪と枕に摩擦が起きて、キューティクルが剥がれてしまうので、ドライヤーで髪を乾かすことは大事です。ただし、ドライヤーやアイロンの熱が髪に加わることで、髪の水分が蒸発し、キューティクルが剥がれやすくなります。髪に120度の熱が加わることで髪から水分がなくなり、150度の熱が加わることで髪が変形を起こすといわれています。また、250度の熱が加わることでキューティクルが溶けるのだとか。

紫外線

 髪の主成分であるタンパク質は、紫外線を浴びることで酸化し、タンパク変性を起こしてしまいます。タンパク変性が起きると、ヘアカラーが髪に入りにくくなったり、パーマがかかりにくくなったりします。思い通りのヘアスタイルにしようと、ヘアカラーやパーマを繰り返して、キューティクルがますます剥がれるという悪循環に陥ります。

 正しいヘアケアの方法

 髪を綺麗に保つには、毎日のヘアケアが大事です。髪を正しく洗っていますか?髪の正しい洗い方をみていきましょう。

  1. 髪を含めて、頭全体をお湯で十分に洗い流します。髪を濡らす目的は、頭皮と髪の汚れを落とすためです。シャンプーする前に汚れを流しておくことで、シャンプーが泡立ちやすくなります。
  2. シャンプーを髪に直接つけるのではなく、手のひらで十分に泡立て、頭皮につけます。手のひらで泡立てて、細かい泡をつくっておくことで、毛穴の皮脂や汚れが落ちやすくなります。
  3. 爪を立てずに、指の腹を使って、頭皮を優しくマッサージするように洗います。整髪料がついた髪は泡がなくなりやすいです。泡がなくなったら、髪を洗い流してから、手のひらでまた泡立てて、頭皮につけて洗ってください。髪は擦らずに撫でるように洗い、シャンプーをしっかり洗い流します。
  4. トリートメントを塗ります。トリートメントは、傷んだ髪を補修するもの。頭皮ではなく、毛先に揉みこむように塗り、手のひらに残ったトリートメントを髪全体につけます。その後、しっかり洗い流してください。
  5. タオルで髪を包んで、水分を拭き取ります。タオルで髪を擦ると、髪のキューティクルが剥がれてしまうので気を付けてください。
  6. ドライヤーで髪を乾かします。ドライヤーの前に、ヘアオイルをつけることで、髪の膨らみや乾燥を防ぐことができます。ドライヤーは髪から15cm以上離すようにしましょう。ドライヤーと髪の距離が近いと、ドライヤーの熱で髪が傷んでしまいます。

 おすすめのヘアケア用品

 私のおすすめは、ドラッグストアでも通販でも手に入る「ヘアアクセルレーター」と「大島椿」です。

ヘアアクセルレーター

 加美乃素本舗が1987年に発売したロングセラー商品のヘアローション。ヘアアクセルレーター一本で、スカルプケアとヘアケアをできます。ヘアアクセルレーターに含まれるβーグリチルレチン酸が頭皮の炎症を抑え、抗菌作用のあるヒノキチオールが頭皮環境を整えます。また、ジカプリル酸プロピレングリコール、プロピレングリコールという保湿成分が髪をサラサラに保ちます。

 私も時々使っていますが、夜に髪を洗った後、朝にブラッシングする前につけて、軽くマッサージするだけなのに、使った日と使わなかった日では、髪のまとまりが全然違います。ヘアアクセルレーターで髪が早く伸びたという口コミもありますが、髪が早く伸びるかどうかはよく分かりません。ただ、使う前に比べて頭皮環境が整うなら、早く伸びる効果はあるのかもしれません。

大島椿

 1927年に創業した椿油メーカー・大島椿。こちらも、90年以上愛されているロングセラー商品です。天然椿油100%で、無香料、無着色。椿油には、髪に潤いやツヤ、ハリを与えたり、紫外線などの外的刺激から髪を守ったりする効果があります。不要な成分が含まれていないので、毎日安心して使うことができます。

 まとめ

 髪の構造、髪が傷む原因、髪を綺麗に保つ方法、綺麗な髪を保つヘアケア用品を紹介しました。

 髪が傷むのは、ヘアカラーやパーマ、摩擦や熱、紫外線などによってキューティクルが剥がれ、髪の内部にある水分がなくなるからです。髪を綺麗に保つためには、毎日正しくヘアケアすることが大事。シャンプーを直接つけるのではなく、泡立ててから頭皮につけたり、毛先にトリートメントを揉みこんだりして、頭皮を清潔にしつつ、髪をケアしましょう。ドライヤーを使う時は、髪から15cm以上離してくださいね。ブラッシング前やドライヤー前に、ヘアオイルなどのヘアケア用品を使うことで、髪の傷みを抑え、パサつきやごわつきを防げます。

 一度剥がれたキューティクルは元に戻りません。毎日髪をいたわってあげてくださいね。

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