液体ミルクのメリットとデメリットは?価格はどう?

 2019年3月11日に、ついに日本で、液体ミルクの発売が開始されました。液体ミルクと粉ミルクには、どのような違いがあるのでしょうか?

 粉ミルクと比較した液体ミルクのメリットとデメリットを紹介します。

 液体ミルクとは

 調乳の必要がない乳児用人工乳を液体ミルクと呼びます。対して、調乳の必要がある乳児用人工乳を粉ミルクと呼びます。

 日本で、乳児用人工乳の販売が開始されたのが1951年です。当時、厚生労働省が出した省令において、乳幼児に与える調製粉乳は「粉末状にしたもの」とだけ定義されていました。液体ミルクの発想が全くなかったのです。日本で液体ミルクの存在が有名になったのは2016年。2016年に発生した熊本地震で、フィンランドから液体ミルクが寄付され、認知度が高まりました。生産、流通に莫大なコストがかかるため、開発に一歩をなかなか踏み出せなかったメーカーが開発に着手し、また、液体ミルクに関する法律が検討されるようになりました。

 そして、東日本大震災の発生から8年経った3月11日に、江崎グリコからアイクレオの液体ミルクがついに発売されたのです。

 液体ミルクのメリット

 まずは、メリットをみていきましょう。

赤ちゃんにすぐに飲ませられる

 液体ミルクの成分は粉ミルクと同じですが、粉ミルクとの大きな違いは、パックを開封してすぐに、赤ちゃんに飲ませることができる点です。

 粉ミルクでミルクを用意する場合、定められた量の粉ミルクを哺乳瓶に入れて、お湯を入れて、粉ミルクを溶かし、人肌まで冷まします。24時間休みのない赤ちゃんのお世話に、寝不足になりがちなお母さんとお父さん。寝起きで寝ぼけていると、粉やお湯をこぼしたり、粉ミルクをどのぐらい入れたか忘れたりして、準備に手間取ってしまうことがあります。調乳がいらず、冷ます必要もない液体ミルクは、忙しいお母さんとお父さん、そして、ミルクをすぐに飲みたい赤ちゃんの強い味方です。

荷物が減る

 粉ミルクでミルクを用意する場合、外出時には、粉ミルク、哺乳瓶、お湯を入れた魔法瓶を持ち歩かなければいけません。お湯を提供してくれるデパートやショッピングモールがありますが、外出先で清潔なお湯を手に入れられるとは限りません。お湯を入れた魔法瓶は重いので、外出が億劫になるお母さん、お父さんもいます。

 しかし、調乳がいらない液体ミルクなら、持ち歩くのは液体ミルクと哺乳瓶だけでいいのです。魔法瓶を持ち歩かなくていいというのは助かりますね。

粉ミルクより衛生的

 缶に入った粉ミルクを使う場合、付属のスプーンで規定の量をすくって、哺乳瓶に移し替えます。どんなに気を付けていても、この移し替える過程で多少の菌が缶や哺乳瓶に混入します。液体ミルクは使い切りなので、粉ミルクよりも衛生的です。

調乳に不慣れな方でも準備できる

 赤ちゃんを緊急でおばあちゃんやおじいちゃんに預けることになった時に、「粉ミルクはどうやって作ればいいの?」ときかれるかもしれません。液体ミルクなら、調乳しなくていいので、「哺乳瓶に移し替えるだけ。」と説明するだけです。

 液体ミルクのデメリット

 続いて、デメリットをみていきましょう。

価格が高い

 液体ミルクの最大のデメリットは価格です。粉ミルクに比べて、価格差は3倍といわれています。例えば、アイクレオの液体ミルクは1パック125ミリリットル入りで215円です。一度の授乳で215円以上はかかるということですね。ミルク以外に、オムツや服など、育児にはお金がかかります。粉ミルクよりも遥かに高い液体ミルクは家計を圧迫します。

飲み残しは廃棄しなければいけない

 粉ミルクは月齢にあわせた量のミルクを調乳しますが、液体ミルクは1パックのミルクの量が決まっています。飲み残しを保存することはできないので、1パックを飲みきれない、飲ませる必要のない赤ちゃんには勿体ないです。

ゴミが増える

 粉ミルクは缶が空っぽになるまでゴミが出ませんが、液体ミルクは飲ませる度にゴミが出ます。

 まとめ

 粉ミルクと比較した液体ミルクのメリットとデメリットを紹介しました。

 液体ミルクのメリットには、
・赤ちゃんにすぐに飲ませられる
・荷物が減る
・粉ミルクより衛生的
・調乳に不慣れな方でも準備できる
 デメリットには、
・価格が高い
・飲み残しは廃棄しなければいけない
・ゴミが増える
という点が挙げられますが、一番のメリットは赤ちゃんにすぐに飲ませられること、一番のデメリットは価格が高いことではないでしょうか。

 今後、液体ミルクに参入するメーカーが増えるので、価格競争が始まり、液体ミルクの価格が下がる可能性があります。メーカーの努力に期待しましょう。

 災害をきっかけに注目され始めた液体ミルク。2パックほど、災害に備えておくことも必要かもしれませんね。

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