カフェインを摂取するメリットとデメリット、摂取方法や注意点

 仕事や家事で忙しい毎日。コーヒーを飲んで、気分転換する方がいる一方で、なかなか寝つけなくて悩む方もいますが、これはコーヒーに含まれているカフェインの働きによるものです。カフェインのメリットとデメリットを知って、カフェインの働きをうまく活用してみませんか?

 カフェインを摂取するメリットとデメリット、効果的な摂取方法、摂取する時の注意点を紹介します。

カフェインを摂取するメリット

 カフェインの働きを、摂取するメリットと一緒にみていきましょう。

眠気を取り払う

 朝、昼、夜にご飯を食べたり、朝から夕方にかけて仕事に励んだり、夜に寝たりと、一日の間に、私達はたくさんの行動をとりますが、この行動は、脳からさまざまな化学物質が分泌されることによるもの。時には、分泌された化学物質が結びついて、身体をコントロールしています。

 例えば、眠い時にはアデノシンという化学物質が、興奮している時にはドーパミンという化学物質が分泌されているのですが、私達が寝つく時は、アデノシンがドーパミンと結びついて、ドーパミンの働きである興奮作用を抑制しています。しかし、カフェインを摂取すると、カフェインがアデノシンとドーパミンが結びつくのを邪魔するといわれています。

 そのため、カフェインには、眠気を取り払う働きがあるのです。

頭痛を軽減できる

 私達の全身を張り巡っている血管。頭痛は血管が拡張した時に起こるのですが、カフェインを摂取すると、血管が収縮され、頭痛を一時的に軽減することができます。

運動能力を高められる

 血管と同じように、私達の全身を張り巡っている神経。脳にある中枢神経が手先や足先にまで広がる末梢神経に指令を出して、身体を動かしています。カフェインを摂取すると、中枢神経が刺激され、末梢神経、続いて、運動神経が指令を受けて、運動力を高められます。

ダイエット効果を得られる

 カフェインには、リパーゼという脂肪を分解したり、新陳代謝を活性化したりする働きのある酵素が含まれています。身体を動かす前に、カフェインを摂取すると、ダイエット効果を得られると考えられています。

むくみを解消できる

 コーヒーを飲むと、トイレが近くなりませんか?カフェインを摂取すると、腎臓の働きが促進されて、利尿作用が高まるといわれています。老廃物を身体の外に排出しやすくすることで、むくみを解消できます。

カフェインを摂取するデメリット

 続いて、カフェインの働きを、摂取するデメリットと一緒にみていきましょう。

眠れなくなる

 先述したように、カフェインには眠気を取り払うメリットがありますが、言い換えると、カフェインの摂取の仕方によっては、寝たい時に眠れなくなるということです。寝る前にコーヒーやエナジードリンクを飲むと、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりして、睡眠時間が短くなったり、睡眠の質が低下したりします。

カフェイン中毒になる

 エナジードリンクを大量に飲んで、病院に運ばれる若者が増えているというニュースを耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 短時間でカフェインを大量に摂取すると、身体がカフェインを吸収、消化しきれず、吐き気をもよおしたり、体が震えたりするなどの中毒症状が出ます。

早産のリスクが高まる

 先述したように、カフェインには血管を収縮させる働きがあります。妊娠中は、お母さんの身体から、血管を通じて、赤ちゃんに栄養を運びます。血管が収縮すると、栄養や酸素が赤ちゃんに十分に届かず、赤ちゃんが順調に育たなくなったり、早産を引き起こしたりするおそれがあります。

カフェインの効果的な摂取方法

 紹介したように、カフェインにはメリットとデメリットがありますが、見て分かるように、カフェインのメリットとデメリットは表裏一体です。カフェインの働きをメリットとして活かせるかどうかは、カフェインの摂取方法によって左右されます。

 摂取したカフェインは、血液に取り込まれて、全身に運ばれてから作用します。カフェインを摂取してすぐに、眠気を取り払えるわけではないのです。カフェインの血中濃度は、摂取して30分後が最大だといわれています。短時間寝る場合に、寝る30分前にカフェインを摂取すれば、寝ている間にカフェインが全身に運ばれて、目覚めが良くなります。

 午前9時から午後6時まで働く方にとって、午後2時頃は勤務時間の中間地点。ランチを食べてお腹が満たされたところに、疲れが加わり、眠くなる時間帯ですね。もし、昼寝をできる環境なら、ランチを食べてすぐにコーヒーを飲み、昼寝をすれば、短時間で質の高い睡眠をとることができ、午後からの仕事に集中できます。

カフェインを摂取する時の注意点

 先述したように、カフェインを大量に摂取すると、中毒症状が出てしまうかもしれません。

 年齢や性別、身体の大きさなど、人によって異なりますが、コーヒーは一日3杯までを目安に飲みましょう。また、カフェインの血中濃度は、摂取して30分後に最大に、5時間後には半分に減るといわれています。30分間で3杯飲むのではなく、コーヒーを1杯飲んだら、5時間あけて2杯目を飲むなどして、身体に負担をかけないような飲み方をしましょう。

 杯数だけでなく、コーヒーの濃さによっても、摂取するカフェインの量は変わります。もし、吐き気をもよおしたり、身体が震えたりしたら、中毒症状を引き起こしているのかもしれません。カフェインの血中濃度を薄めるために、カフェインが含まれていない水分を積極的に摂取してください。

まとめ

 カフェインを摂取するメリットとデメリット、効果的な摂取方法を紹介しました。

 カフェインを摂取するメリットには、眠気を取り払える、頭痛を軽減できる、運動力を高められる、ダイエット効果を得られる、むくみを解消できるなどが、デメリットには、眠れなくなる、カフェイン中毒を引き起こす、早産のリスクを高めるなどが挙げられます。

 カフェインの働きをメリットとして活かせるかどうかは、カフェインの摂取方法次第です。コーヒーを味わいながら、充実した一日を送りましょう。

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