身体に負担をかける、効果を半減させる、健康寿命を延ばす入浴方法

 寒い冬はもちろん、暑い夏でもシャワーではなくお風呂に入るべきだと聞いたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。お風呂に入ることで血行を促進できますが、入り方を間違えると、身体に負担をかけたり、入浴の効果を半減させたりしてしまいます。

 身体に負担をかける入浴方法、効果を半減させる入浴方法、健康寿命を延ばす入浴方法を紹介します。

身体に負担をかける入浴方法

 身体に負担をかける入浴方法をみていきましょう。

一番風呂

 誰も入っていない一番風呂。綺麗なお湯に浸かるのは気持ちがいいですよね。

 しかし、一番風呂は肌に負担をかけてしまいます。というのも、水道水に含まれている塩素が肌を刺激し、皮膚を保護している皮脂が剥がされて、肌の水分が蒸発しやすくなるのです。二番目以降に入る人は、最初に入った人の皮脂が溶け込んだお湯に浸かるため、肌への刺激が少なくて済みます。

 一番風呂に入るなら、肌への刺激を減らすために、お風呂に入浴剤を入れて浸かりましょう。入浴剤が塩素の刺激を緩和してくれます。また、柚子を入れると、柚子の脂分がお湯に溶けて、肌を保湿してくれますよ。

長時間の入浴

 サウナで汗を流すように、熱いお風呂に長時間浸かる方もいらっしゃると思います。お風呂から上がって、体重計に乗って、「体重が減っている!」と喜んだことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 しかし、体重が減ったのは汗をかいて、身体から水分が失われたから。つまり、身体が脱水状態にあるということ。お風呂から上がったら、身体から失われた水分をきちんと補給してあげましょう。

飲酒後の入浴

 お酒を飲んだ後にお風呂に入ると、血行が促進されて、酔いが回りやすくなります。また、浴槽から上がる時に、血圧が急激に下がって、貧血を起こし、最悪の場合、意識を失う可能性があります。

 飲酒前に入浴するのが理想的ですが、飲酒後にどうしても入浴したいなら、酔いをさましてから入浴しましょう。

効果を半減させる入浴方法

 入浴効果を半減させる入浴方法をみていきましょう。

スマホの使用

 私達が普段受けている重力ですが、お風呂に肩まで浸かると、体重を10分の1にまで軽くすることができます。入浴するだけで、身体を支えている筋肉がほぐれ、リラックスできるのです。

 しかし、入浴中にスマホを使うと、このリラックス効果が薄れてしまいます。スマホのブルーライトが交感神経を刺激するからです。スマホは洗面所に置いて、お風呂場に持ち込まないようにしましょう。

半身浴

 ダイエットの定番である半身浴ですが、 半身浴でダイエット効果を得るためには20分から30分間は入浴しなければいけません。子どもを寝かしつけたり、仕事から帰ったりしてから、30分も入浴の時間をとられない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。10分程度の半身浴では、入浴効果が半分になってしまいます。

 肩までお湯に浸かった方が体が温まり、血行も良くなります。

健康寿命を延ばす入浴方法

 健康寿命を延ばす入浴方法をみていきましょう。

入浴の手順

① 38度から40度のお湯を浴槽にためる
 38度から40度というとぬるめに感じられるかもしれませんが、副交感神経を刺激して、身体や脳をリラックスした状態にしてくれます。
② 浴室乾燥機の暖房機能などを使って、浴室をしっかり温める
③ コップ一杯の水分を補給する
④ お湯に浸かる前に、かけ湯をして、身体にお湯を慣らす
⑤ 10分間、お湯に浸かる
 10分間もお湯に浸かることができないという方は、2回に分けて5分ずつでもいいので、10分間浸かるようにしましょう。

得られる効果

 毎日お風呂に10分入ると、どのような効果が得られるのでしょうか。

血管を健康に保つ t-PAが増える

 t-PAは血管内にできた血栓を溶かす成分で、年齢を重ねるにつれて減少します。血管は酸素や栄養の他、二酸化炭素や老廃物を運ぶ働きを持っています。血管に血栓ができると、血流が滞ってしまいます。t-PAを増やすことで、身体を健康的に保てます。

ヒートショックプロテインが増える

 ヒートショックプロテインは、傷ついたタンパク質を正常な形に戻してくれ、平熱を1度から2度上げてくれます。体温が1度下がると免疫力が30%下がるといわれているので、平熱が上がるのは嬉しい効果ですね。

 また、ヒートショックプロテインが増加すると、酸化を防げる、つまり、老化を抑えられることが分かっています。

 ヒートショックプロテインは入浴してすぐに増えるわけではありません。入浴して2日後に増加するので、毎日お風呂に入ることが大事なのです。

注意点

 入浴前後30分の食事はやめましょう。食後は血液が手足など末端に行きやすく、胃に届かなくなり、消化吸収が悪くなります。

まとめ

 身体に負担をかける入浴方法、効果を半減させる入浴方法、健康寿命を延ばす入浴方法を紹介しました。

 一番風呂や長時間の入浴、飲酒後の入浴は身体に負担をかけ、また、入浴中のスマホの使用、短時間の半身浴は入浴効果を半減させてしまいます。

 正しい入浴方法で、身体を健康に保ちましょう。

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