それでもスマホを触らせる?赤ちゃんがスマホを触るデメリット

 2018年には80%に達したスマホ普及率。赤ちゃんにスマホを触らせている、画面を見せているお母さん、お父さんをよく見かけるようになりました。「スマホ育児」という言葉が誕生するほど、育児をスマホに頼る両親が増えているのです。しかし、赤ちゃんにスマホを触らせること、画面を見せることにはデメリットしかありません。

 スマホ育児のメリット、赤ちゃんがスマホを触るデメリットを具体的に紹介します。この記事を読み終える頃には「今から、赤ちゃんにスマホを触らせないようにしよう!」と思いますよ。

 スマホ育児のメリット

 スーパーで買い物している時、食事をゆっくり楽しみたい時など、ぐずってほしくない場面で、赤ちゃんにスマホを触らせている両親をよく見かけます。

 スマホ育児のメリットをみていきましょう。

育児の負担が減る

 テレビに夢中になるように、赤ちゃんはスマホにも夢中になります。特にスマホは画面を軽く触るだけで操作できるので、次々と切り替わる画面や鳴る音に興味をもちやすいのです。赤ちゃんがぐずった時、ぐずってほしくない時にスマホを渡しておけば、赤ちゃんをあやさなくて済みます。

 また、スマホを赤ちゃんに操作させなくても、赤ちゃんの目の前にスマホを置いて、動画を見せておけば、動画に夢中になり、赤ちゃんの相手をしなくて済みます。

子育てアプリを使える

 赤ちゃんを寝かしつける音楽が流れるアプリ、予防接種の日程をお知らせするアプリ、離乳食の記録をつけるアプリなど、子育てアプリが充実しています。スマホ一つで、育児の「?」を解決できるのです。

 スマホ育児のメリットを読んで、気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。赤ちゃんがぐずった時に求めているのは、抱っこしてもらったり、おもちゃで遊んでもらったり、オムツやミルクなどのお世話をしてもらったりすることです。予防接種のスケジュール管理、離乳食の記録などは、赤ちゃんにとって直接的なメリットではありません。つまり、スマホ育児は両親が便利になるだけなのです。

 赤ちゃんがスマホを触るデメリット

 日本小児科医会が作成したポスター、「スマホに子守りをさせないで!」をご存知ですか?小児科などの待合室で見かけた方、乳児検診で医師から説明を受けた方もいらっしゃると思います。ポスターには、スマホに子守りをさせることの弊害が簡単に書かれています。ポスターにして注意喚起するほど、スマホに子守りをさせる両親が多く、また、子どもにとって悪影響が強いということです。

 赤ちゃんがスマホを触る、画面を見るデメリットをみていきましょう。

スマホ依存になる

 スマホの電池が切れると不安になる、スマホが手元にないと不安になるという大人がたくさんいます。成長した大人でもスマホに依存しているのに、発達途中にある赤ちゃんがスマホに依存しないわけがありません。

 スマホは情報検索や連絡の手段としてとても便利な機器ですが、赤ちゃんはスマホの機能や役割を正確に理解しておらず、おもちゃテレビと同じ感覚で扱います。赤ちゃんからスマホを取り上げると、「おもちゃを取り上げられた!」と勘違いしてぐずってしまいます。また、赤ちゃんから幼児、小学生へと成長しても、スマホを手放せなくなります。

基本的な動作が身につかない

 赤ちゃんのおもちゃには、押す、引く、めくる、重ねるなど、さまざまな動作を覚える工夫がなされています。赤ちゃんがスマホばかり触っていると、タッチする動作しか覚えません。

 アメリカで行われた研究で、スマホに慣れてしまった赤ちゃんは、大きくなっても本をめくれないという結果が出ています。本を指でなぞって、ページをめくろうとしたのです。これはアメリカだけでなく、日本でも見られる光景です。

 月齢にあったおもちゃで、赤ちゃんの動作を引き出し、赤ちゃんも両親も成長を感じるべき時期に、スマホを触らせると基本的な動作が身につかないのです。

不衛生

 スマホには菌がたくさん付着しています。しかし、電子機器であるスマホを綺麗に洗うことができませんよね。赤ちゃんは何でも口に入れたがります。スマホを舐めると、菌が赤ちゃんの身体に入り、感染症にかかりやすくなります。

言葉や感情が乏しくなる

 スマホに子守りを任せると、赤ちゃんと両親のコミュニケーションの量が減ります。スマホで遊ぶ赤ちゃんを見て、両親は「赤ちゃんをあやさなくていい。」と思うようになり、赤ちゃんとのスキンシップや赤ちゃんに対する声かけが減ります。

 また、赤ちゃんに言葉を覚えさせようと、スマホで知育アプリを見せる両親もいますが、アプリはコミュニケーションをとることができません。イラストと言葉を赤ちゃんに見せるだけの一方通行のコミュニケーションなのです。もしかしたら、赤ちゃんの頭の中でイラストと言葉が結びついて、言葉を覚えられるかもしれません。しかし、泣いている子どものイラストを見て、「悲しい」と思う赤ちゃんはどのぐらいいるでしょうか。「この子は泣いているね。悲しいんだね。」と、両親が赤ちゃんに語りかけて、赤ちゃんは言葉や感情を身につけられます。これまでの研究で、言葉や感情が乏しいと、友達に攻撃的になってしまうなど、社会性に乏しくなることが判っています。

 その他、ブルーライト電磁波が赤ちゃんの身体に悪影響を与えるといわれています。

 まとめ

 スマホ育児のメリット、赤ちゃんがスマホを触るデメリットを紹介しました。

 スマホ育児のメリットは、育児の負担が減る、子育てアプリを使えるなど、両親が便利になるだけ。子どもにとって、メリットは一つもありません。一方、赤ちゃんには、スマホ依存になる、基本的な動作が身につかない、不衛生、言葉や感情が乏しくなるなどのデメリットがあります。

 誰しも一度は、子どもが外出先で泣いて困ったという経験があると思います。私の息子もスーパーに入るなりぐずり出し、買い物をせずに帰ったこともありますが、「今日は大好きなイチゴを買いに来たんだよ。」、「大好きなアンパンマンのお菓子があるね。」など、息子に品物を見せながら声をかけて、気を逸らすようにしました。外出先だけで遊べるおもちゃとして、ベビーカーにベビーカー用のおもちゃをつけてもいいと思います。ぐずる赤ちゃんの気を逸らせるものは、スマホ以外にもたくさんあるのです。

 赤ちゃんがスマホに夢中になる前に、赤ちゃんにスマホを触らせる、画面を見せるのをやめて、赤ちゃんの成長と健康を守りましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする