赤ちゃんは脱水症になりやすい!見逃したくないサインと対処法、予防法

 梅雨が明けて、本格的な夏が近付くと、脱水症に気を付けるように注意喚起されますが、赤ちゃんは大人よりも脱水症になりやすいことをご存じですか?

 赤ちゃんが脱水症になりやすい理由、脱水症のサインと対処法、予防法を紹介します。

 赤ちゃんが脱水症になりやすい理由

 赤ちゃんが脱水症になりやすい理由は、赤ちゃんの体質にあります。

体内の水分含有率が高い

 私達大人の身体には、体重の60%の水分が含まれていますが、赤ちゃんの身体には体重の80%の水分が含まれています。大人と赤ちゃんでは、体内の水分含有率が大きく異なるのです。

細胞外液が多い

 私達の体内の水分は、細胞の中にある細胞内液と細胞の外にある細胞外液の2つに分けられます。先述したように、大人の身体には体重の60%の水分が、赤ちゃんには体重の80%の水分が含まれているのですが、細胞内液と細胞外液の割合も、大人と赤ちゃんでは異なります。

 大人は60%の水分のうち、細胞内液が40%、細胞外液が20%であるのに対して、赤ちゃんは80%の水分のうち、細胞内液が35%、細胞外液が45%。つまり、赤ちゃんの身体は動く水分が多いのです。

必要水分量が多い

 私達大人の身体は、ある年齢を超えるとこれ以上大きくなりませんが、赤ちゃんを含めて子どもの身体はどんどん大きくなりますね。身体が大きくなり、体重が増えると、必要なエネルギーや水分も増えます。1歳未満は体重1キログラムあたり150cc、1歳~2歳は120cc、3歳は100ccの水分が必要です。つまり、低年齢であるほど、必要水分量が多いのです。

腎臓機能が未発達である

 私達大人は、体内の水分量に応じて、尿の濃度や量を調節して排出します。しかし、赤ちゃんの腎臓機能は未発達なので尿を上手く調節できず、身体に必要な水分も尿として排出してしまうのです。

 脱水症のサイン

 赤ちゃんは話せません。自分から症状を訴えられないぶん、お母さんが赤ちゃんの体調の変化に気付いてあげる必要があります。

 お母さんが気付きやすい、赤ちゃんの脱水症のサインをみていきましょう。

オムツが軽い

 オムツを交換する際に、オムツがおしっこをどのぐらい吸収しているか、オムツの重さを把握しておきましょう。オムツが普段より軽ければ、おしっこの量が減っている、脱水症の可能性があるということです。

皮膚が乾燥している

 赤ちゃんの肌はモチモチしていて気持ちがいいので、お母さんもよく触っていると思います。そのモチモチした肌がかさついていれば、脱水症の可能性があります。

大泉門が凹んでいる

 赤ちゃんの間はもともと凹んでいる大泉門。大泉門は頭蓋骨にある隙間で、よく見るとピクピク動いています。脱水症になると、大泉門が更に凹みます。柔らかいので大泉門を触りたくないお母さんが多いと思いますが、普段の赤ちゃんの大泉門の状態を把握しておきましょう。

 脱水症の対処法

 赤ちゃんが脱水症になっているようなら、脱水症のレベルに応じて対処しましょう。軽度の脱水症であれば、OS-1などの経口補水液を飲ませてください。脱水症になると、水分と共に電解質が失われます。経口補水液は水分と電解質を同時に補うことができるので、軽度の脱水症に効果的です。もし、赤ちゃんが嘔吐している場合は、一度にたくさん飲ませずに、30分おきに30ml程度飲ませて、体調が安定したら、飲ませる量を徐々に増やしてください。経口補水液はドラッグストアなどで売られているので、暑くなる前にいくつか買い置きしておくと安心です。

 赤ちゃんが水分を摂らない、水分を摂っても体調が良くならないなら、病院を受診するようにしてくださいね。病院を受診する際には、いつから脱水症状が現れたのか、いつ、何をどのぐらい飲ませたのかなど、医師に詳しく説明できるようにメモを持って行くといいですよ。

 まとめ

 赤ちゃんが脱水症になりやすい理由、脱水症のサインと対処法、予防法を紹介しました。

 赤ちゃんが脱水症になりやすい理由は、体内の水分含有率が高い、必要水分量が多い、腎臓機能が未発達であるなど、赤ちゃんの体質にあります。赤ちゃんは話せないので、お母さんが赤ちゃんの体調の変化に気付いてあげる必要があります。オムツのおしっこの吸収量や皮膚、大泉門の様子を普段から確認して、普段と違うようであれば、脱水症を疑いましょう。

 軽度の脱水症であれば、OS-1などの経口補水液を飲ませ、赤ちゃんが水分を摂らない、水分を摂っても体調が良くならないなら、病院を受診するようにしてくださいね。

 脱水症にならないように、赤ちゃんが汗をかいたタイミングで、こまめに水分を与えて、暑い夏を乗り切りましょう。

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