AGEがもたらす病気は?たまりにくい食生活や生活習慣を紹介

 私達の身体の構成は水分63%、たんぱく質16%、脂質15%、その他6%です。水分が多くを占めていることは有名ですね。水分に続いて多くを占めているたんぱく質は、私達の皮膚や血液などをつくるのに必要な栄養素です。しかし、たんぱく質の摂り方を誤ると、老化スピードを速めるといわれています。

 老化スピードを速めるAGEについて、もたらす病気、たまりにくい食生活や生活習慣を紹介します。

 AGEとは

 AGEとはadvanced glycation end-productsの略で、日本語では終末糖化産物といいます。AGEは調理過程でたんぱく質と糖が結合することによってできる物質で、体内に取り込まれると、体内のたんぱく質を劣化させます。一度生成されたAGEが、結合する前のたんぱく質と糖に戻ることはありません。そのため、AGEを体内に取り込まないように注意しなければいけないのです。

 AGEがもたらす病気

 先述したように、たんぱく質は、私達の皮膚や血液などをつくるのに必要な栄養素です。そのたんぱく質が劣化すると、細胞の柔軟性や弾力性がなくなり、細胞の働きが悪くなって、組織がもろくなります。

 AGEが体内で蓄積されると、身体に様々な悪影響を及ぼします。例えば、肌にAGEが蓄積されると、肌にシワができたり、肌がくすんだりし、血管に蓄積されると、動脈硬化を引き起こしたりします。また、関節に蓄積されると、膝や股関節に痛みを感じるようになります。これは、膝や股関節のクッション性がなくなり、骨に直接衝撃が加わるようになるためです。意外かもしれませんが、AGEは目にも蓄積されます。目に蓄積されると、白内障を引き起こしたり、視力が低下したりします。このような症状は、40歳を過ぎると顕著に現れます。

 AGEがたまりにくい食生活、生活習慣

 ここまでの話で、AGEを体内に取り込まない、蓄積させないことが大事だとお分かりいただけたと思います。

 では、具体的にどうすればいいのか、AGEがたまりにくい食生活、生活習慣をみていきましょう。

AGEがたまりにくい食生活

 食事によって体内に取り込まれるAGEの量は調理法によって変わります。AGEが少ない調理法は、少ない順に、

生→蒸す→茹でる→煮る→炒める→焼く→揚げる

 つまり、食材に加える熱が高くなればなるほど、AGEの量が増えるのです。

 例えば、牛肉であれば、生で800AGE、ステーキで10058AGEといわれています。しかし、牛肉を生で食べるわけにいきませんよね。そこで、AGEを蓄積させない牛肉の食べ方は、生で食べる次にAGEの量が少ない牛しゃぶがおすすめです。

 このように、調理法を工夫して、一日あたりのAGEの摂取量が15000AGE以下になるように、バランスのいい食事を摂りましょう。

 AGEの量が多い揚げ物をどうしても食べたい場合、揚げる前に食材にレモン汁に浸けておけば、クエン酸がたんぱく質と糖の結合を抑制できるので、AGEを半分以下に抑えてくれます。

 また、アルコール飲料には糖質がたっぷり含まれています。特に、糖質が多いビールや日本酒を摂取するとAGEが増加します。どうしても、アルコール飲料を飲みたいなら、糖質が少ないものを選ぶようにしましょう。

AGEがたまりにくい生活習慣

 先述したように、一度生成されたAGEが、結合する前のたんぱく質と糖に戻ることはありません。しかし、睡眠をしっかりとることで、AGEは代謝されます。

 ある研究によると、睡眠時間が6時間以上の人と6時間未満の人のAGEを比べたところ、6時間以上の人のほうが肌に蓄積されたAGEの量が少なかったのだとか。肌の代謝は寝ている間に最も活発に行われます。代謝する時間が長ければ、肌に蓄積されたAGEの量が減るのは当然ですね。

 まとめ

 老化スピードを速めるAGEについて、もたらす病気、たまりにくい食生活や生活習慣を紹介しました。

 AGEによって、たんぱく質が劣化すると、細胞の働きが悪くなって、組織がもろくなります。一度生成されたAGEが、結合する前のたんぱく質と糖に戻ることはなく、AGEを体内に取り込まないように注意しなければいけません。

 食事によって体内に取り込まれるAGEの量は調理法によって変わります。調理法を工夫して、一日あたりのAGEの摂取量が15000AGE以下になるように、バランスのいい食事を摂りましょう。また、アルコール飲料には糖質がたっぷり含まれているので、連日の飲酒は控えましょう。睡眠をしっかりとることで、AGEが代謝されますよ。

 食生活や生活習慣を見直して、健康的な身体を目指しましょう。

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